英語を学ぶ理由って?
皆さんは、どんな目標があって英語を勉強していますか?
- 海外旅行に行きたい
- 外資系企業で働きたい
- 外国人と会話を楽しみたい
私は、完全に「なんとなく話せると、かっこいい」派 です(笑)
今回は、そんな私の海外生活のリアルな体験について書いてみます。
家族で海外への引っ越しを考えている方にも、参考になる部分があれば嬉しいです。
私の海外生活歴
- 1歳の頃にイギリス
- 幼稚園の頃に台湾
- 小学6年生〜中学卒業までアメリカ・カリフォルニア
カリフォルニア州オレンジカウンティのアーバインという街に住んでいました。ドラマ『The O.C.』の舞台になっている街、と聞くとピンとくる方もいるかもしれません。オレンジカウンティはGwen Stefaniの出身地でもあります。中学生の頃に流行っていた曲といえばGwen StefaniとGreen Day。聞かない日はなかったと思います。
この地域はアジア系、特に日本人が多く、日本のメーカーの支社も多く集まっていたため、私のように家族の仕事の都合で引っ越してきた子どもたちがたくさんいました。
治安も非常によく、パトカーの配備台数は全米トップクラスとも言われていたほど。ただ最近はどうなのでしょう。少し離れてはいますがLA付近は暴動に関するニュースも多く、心配になります…。
小学生で現地校へ。英語はゼロスタート
現地では、日本人学校ではなく、公立のパブリックスクールに通いました。
当時の日本の小学校では英語の授業はほとんどなく、私はまったく英語が話せない状態でアメリカに引っ越しました。
最初に入ったのは、英語を母語としない子たちのためのクラス「ESL(English as a Second Language)」。
4〜6年生が一緒になったクラスで、韓国、台湾、ロシア、スペインなどさまざまな国の子が集まっていました。日本人も数人いたので、少し安心感がありました。
担任の先生は、英語初心者への話し方に慣れていて、比較的ゆっくり話してくれるのもありがたかったです。
語学よりカルチャーショック
一番の驚きは、文化や生活習慣の違いでした。
学校生活での違い(一部)
- 子どもだけでは通学できない → 基本的に親の送迎。スクールバスもあるが、車での送迎が主流。子供が一人で外を歩くことは許されていないので、近くに住んでいる子でも必ず親と一緒に登校していました。自転車の場合はヘルメットも必須でした。
- 給食なし。ランチは持参 or 購入 → 私は試しに学校で買ってみましたが、おもちゃのようなニンジンや煮込みすぎて形のない豆など、日本では見かけないものばかり。結局、ほとんど口をつけずに昼休みが終わってしまった記憶があります。
- 教科書が分厚い → 日本のように指定の教科書が配られることはなく、辞典並に重いものが貸出されるスタイル。教科書を使わない授業も多かったと思います。
イベントがとにかく多い!アメリカの学校文化
アメリカの学校生活で印象に残っているのは、イベントごとの多さと盛り上がりです。
- Thanksgiving Day(感謝祭):家族や感謝について学ぶ時間がありました。
- Easter(イースター):エッグハントなどの遊びを通して季節を感じられる行事。
- St. Patrick’s Day(緑色を身につける日):みんなでグリーンの服やアクセサリーをつけて登校。
- Pajama Day(パジャマデー):その名の通り、パジャマ姿で登校する日。由来は分かりません。
- Halloween(ハロウィン):この日は基本的に仮装して登校します。魔女やスーパーヒーロー、プリンセスなど、みんな思い思いのコスチュームを着て授業を受けていました。
ハロウィン当日の夜には、近所の家々をまわって「Trick or Treat!」と声をかけ、お菓子をもらうのが定番。袋いっぱいのキャンディを持ち帰っている子がたくさんいました。私は家で待ち構えて渡す側でしたが笑
Hanukkah(ハヌカ)を知ったのもこの頃です。ちょうどクリスマスと近い時期にあるユダヤ教のお祭りです。クラスにいたユダヤ系の子のお母さんがじゃがいもを揚げたハッシュドポテトのような料理の作り方をレクチャーしてくれました。私はクリスマスもハヌカも両方楽しみたかったので「The O.C.」に出てくるクリスマスとハヌカを掛け合わせたChristmukkahのエピソードを見た時は天才だと思いました。
音楽・体育も「選べる」スタイルが新鮮!
嬉しかったのは、音楽の授業で好きな楽器を選べたことです。
- フルート
- クラリネット
- トランペット
- サックス
- バイオリン
この中から私はフルートを選びました。
人前で歌うのがあまり得意ではなかったので、歌唱から解放されたのが一番嬉しかったかもしれません。
小学校は体操着もなかったので体育の授業(P.E.)といっても軽く運動をするもの。また、運動会も日本のようなクラス対抗ではなく、成績上位の子だけが個人で出場するスタイルでした。
振り返ると、アメリカの方が「自分の得意なものに集中できる環境」があり私には合っていたように思います。
最後に
中学生時代や日常生活での体験も色々ありましたが、それはまた別の機会にお話しできたらと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
Stay curious. Stay brave. Start again.